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裁量労働制について その2 [about Institute]

「究極のフレックス、裁量労働制になるとどうなるのか???」

という、クイズのような終わり方をした前回ですが、その答えは・・・・・・

コアタイム、ありません。
自分で労働時間を決めて下さいねー

となります。

極端な話、一日一時間でも勤務すればいいのです。
夕方から出勤、なんてのも、アリです。


裁量労働制には「みなし時間」というのが決められていて、
1時間しか働かなかろうが、24時間働こうが、「みなし時間」働きましたということになるのです。

こうみてみると、裁量労働制ってなんて素晴らしい勤務体制なんだろう!!
と思うかもしれませんが、ところがどっこい、そうでもなかったりするんですよねー、実際。

裁量労働制だから、一日一時間出ればいいや。
とその通りに働いていたら、ちっとも仕事が終わらないです。
研究所でのお仕事は、実験内容にもよりますが一通り終わるのにたっぷり時間がかかります。
私の場合は、大抵午前中のうちに神経細胞を培養して、午後から夜まで測定実験という感じなので、
1時間しか働かなかったら、神経細胞の培養すらも終わりません!

みなし時間」は8時間位に設定されているのですが、
1ヶ月のほとんどの日は、8時間をなんだかんだ超えてしまいます。
労働時間がみなし時間を超えたからといって、残業代が出ないのが裁量労働。。。
そう、長時間働けば働くほど、時間で割った単価(時給)が減っていくのです。

それに、「自分で勝手に労働体制決めていいですよー」と言われると、
じゃあ、もうちょっと実験しちゃおうかな?と余分に働いちゃったりするんです、笑
アマノジャクな私の性格をうまく読んでる気がする・・・・

まわりの研究員さんをみても、出勤する時間は多少違えどもやはり8時間は働いています。
というか、実験終わらない!んです。


この機会に、研究所以外他にどんな職業に裁量労働制が導入されているか調べてみたら、
SE・記者・デザイナー・ゲームソフトウェアの開発者・公認会計士・弁護士・建築士・プロデューサー・ディレクターなど、
のようです。

うーん、どの職種も忙しそうなものばかり・・・・・・

研究所のお仕事って、こういう職業の人たちと同じ位置づけなのねーー
と思ってしまいました。。


「about Institute」シリーズ、次回は「年俸制」についてお話したいと思います。



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